番町麹町界隈『わがまち人物館』
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実践女学園の創立に尽力した近代女子教育の先駆者

下田歌子(しもだ うたこ)  1854〜1936
下田歌子
                       (写真提供:実践女子学園)

下田歌子は、1854年(安政元年)岐阜県で生まれた。18歳の時に、宮中に出仕して明治天皇の皇后(後の昭憲皇太后)に仕えることになった。当時から優れた和歌の歌詠みとして知られ、その才能を認められて皇后からは「歌子」という名を賜る。

宮中を辞した後、1882年(明治15年)には、上流階層の女性を対象とした「下田学校」(後の「桃夭学校」)を開設。同時にヨーロッパの女子教育を視察するため、約2年間にわたって欧米8カ国を訪問。帰国から3年後の1898年(明治31年)には、女性の地位向上を目指す「帝国婦人協会」を結成し、翌年に、一般女性を対象とした女子教育の重要性を痛感して、実践女学校と女子工芸学校を設立した。これが現在の実践女子学園として発展する。

和歌・古典といった深い日本的教養に加え、家政学などへの幅広い知見や欧米留学で培った歌子の先進的な理念は「実践」という校名にも表されている。開校の場所が、現在、麹町学園のある千代田区麹町3丁目8番地であった。


麹町区元園町時代の実践女学校生徒   (写真提供:実践女子学園)

 

*実践女子学園は2019年には創立120周年を迎えた。

 

ジャンル 教育者・歌人
ゆかりの地(旧) 元園町2丁目4番地
ゆかりの地(現) 麹町3丁目8番地

 ※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
     また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。

 

参考文献:


千代田区麹町出張所地区連合町会・地域コミュニティ活性化事業実行委員会