番町麹町界隈『わがまち人物館』
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多彩な分野で活躍した日本画家

小村雪岱(こむら せったい) 1887-1940
小村雪岱
写真左下:「日本橋檜物町」 平凡社刊

大正から昭和初期にかけて独自の画風で腕を振るった日本画家・小村雪岱(本名:泰助)は、埼玉県川越の生まれ。明治40年に泉鏡花と出会い、大きな転機となる。ちなみに雪岱の号は鏡花から贈られた。大正3年に彼の小説『日本橋』の装幀を手がけ、以後、美人画、版画、挿絵、さらには歌舞伎、舞踊の舞台美術や資生堂の化粧品広告に至るまで多彩に活躍した。とくに里見クの『多情仏心』や邦枝完二の『おせん』など、番町麹町にゆかりの作家の挿絵では「昭和の美人画家」として人気を博した。

昭和2年から元園町に、8年からは平河町五丁目2番地(現:平河町2丁目12)に住み、ここで54歳の生涯を終えた。

 

ジャンル 画家
ゆかりの地(旧) 元園町 平河町五丁目2番地
ゆかりの地(現) 平河町2丁目12

 ※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
     また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。

 

参考文献:


千代田区麹町出張所地区連合町会・地域コミュニティ活性化事業実行委員会