番町麹町界隈『わがまち人物館』
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反骨の人を描いた歴史小説家

中山義秀(なかやま ぎしゅう)  1900-69

中学で教鞭を取りながら同人誌などに作品を発表していた中山義秀は、自らの生活の辛酸を綴った『厚物咲』によって、昭和13年芥川賞を受賞。戦後は、歴史小説が多くなり、『信夫の鷹』『戦国史記−斎藤道三』、明智光秀を描いた『咲庵』など、すべて時流に逆らう反骨の人を主人公にしている。小説家の真杉静枝(1901-55)と昭和17年結婚するが、3年後に離婚。この時に、わずかの間、ニ番町に住んでいたという。真杉は、当初、武者小路実篤に師事し、『駅長の若き妻』でデビュー。代表作に『松山氏の下駄』『小魚の心』『風の町』などがある。戦後は原爆少女に手術を受けさせるなど話題を集めたが、創作からは遠ざかっていた。

 

ジャンル 作家
ゆかりの地(旧)  
ゆかりの地(現) ニ番町11番地

 ※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
     また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。

 

参考文献:


千代田区麹町出張所地区連合町会・地域コミュニティ活性化事業実行委員会