新歌舞伎作家の第一人者として「修禅寺物語」「番町皿屋敷」「鳥辺山心中」などを書いた岡本綺堂は、生まれは芝高輪ですが英国公使館に務めていた父の関係で、4歳の時元園町1丁目19番地(現:麹町二丁目12)に越してきた。40歳の時に同じく元園町一丁目27番地(現:麹町二丁目10)に移転。以後、62歳に上目黒に移転するまで、この麹町に住み続けた。劇作だけでなく捕物帳形式の推理小説「半七捕物帳」に至るまで幅広い創作活動で活躍した。一躍番町の名を知らしめた「番町皿屋敷」は、もとは播州皿屋敷という歌舞伎を翻案したもの。「番町皿屋敷」自体は綺堂の創作だが、そのモデルとなった屋敷の所在はいまだに謎に包まれている。
ジャンル | 作家 |
ゆかりの地(旧) | 元園町1丁目19番地 元園町一丁目27番地 |
ゆかりの地(現) | 麹町二丁目12番地 麹町二丁目10番地 |
※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。
参考文献: