小説家・劇作家。明治6年金沢市に生まれる。本名鏡太郎。尾崎紅葉の門下となり「夜行巡査」「外科室」などの観念小説で認められる。その後、独特の文体で幻想的・神秘的な世界を構成し、今なお多くの読者を魅了している。元旗本屋敷だった広大な有島邸の向かいの下六番町11には二軒長屋があった。鏡花は、明治43年5月にそれまで住んでいた土手三番町から、彼37歳から66歳で歿するまでの29年間をその二軒長屋の左側で過ごした。この家から「夜叉ヶ池」「天守物語」などの名作が生みだされ、すでに「婦系図」で人気を博していた彼のもとには、多くの作家たちが集まった。
ジャンル | 作家 |
ゆかりの地(旧) | 下六番町11 |
ゆかりの地(現) | 六番町5番地 |
※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。
参考文献: