日本に近代的な出版業を開始したのは、大橋佐平の博文館であった。その彼が欧米を歴訪して図書館の必要性を痛感。上田万年らの協力で明治34年(1901)、自分の屋敷であった上六番町44番地(現:三番町22)に木造2階建て(書庫はレンガ造り3階)の近代的図書館を開館した。石川啄木、菊池寛、網野菊など数多くの作家たちが集ったといいます。網野の「仮入学生」にその様子がよく描かれているが、残念ながら大正12年に火災に遭い建物も書物も灰塵に帰した。
ジャンル | 実業家 |
ゆかりの地(旧) | 上六番町44番地 |
ゆかりの地(現) | 三番町22番地 |
※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。
参考文献: