靖国神社の境内に堂々とした銅像がある大村益次郎(旧名・村田蔵六)の屋敷が新道一番町(現:三番町2)にあり、ここで蘭学塾「鳩居堂」を開いている。彼は長州の村医者の子として生まれた。当初医学を修め緒方洪庵の適塾へ入り、塾長を勤める。後に長州藩で兵学を講じ、この間に兵制改革をすすめた。明治元年、彰義隊の掃討を指揮。さらに戊辰戦争で勝利をおさめ、その功により初代兵部大輔に任じられた。維新後は国民皆兵による徴兵制度など兵制近代化を推進したが、明治2年京都で守旧派浪士に襲われその怪我がもとで没した。司馬遼太郎の小説『花神』は、彼の生涯を描いたものである。
ジャンル | 兵法家 |
ゆかりの地(旧) | 新道(シンミチ)一番町 |
ゆかりの地(現) | 三番町2番地 |
※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。
参考文献: