戦後間もなくの頃、NHKのラジオから聞こえてきた「ピリーコヒャラリコ」というメロディを覚えているだろうか。1952年から1960年までに7作のシリーズが放送された『新諸国物語』のテーマ音楽(音楽は福田蘭童)である。中でも『笛吹童子』『紅孔雀』などは戦後間もなくの少年たちの心をときめかせた。その作者が、当時NHK文芸部に在籍していた北村寿夫であった。
北村は東京まれで、当時の麹町区下六番町40付近(六番町20あたりか)で育った。若くして小山内薫などに師事し劇作家をめざしたが、ラジオの普及から放送劇に取り組んだ。その後は、放送作家、童話作家として活躍した。
ジャンル | 作家 |
ゆかりの地(旧) | 麹町区下六番町40 |
ゆかりの地(現) | 六番町20 |
※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。
参考文献: