山形県酒田市の生まれ。徹底した「リアリズム写真」を追い求めながら、一方では『古寺巡礼』などの静謐で、しかも雄渾な仏像や寺社を撮り続けた昭和写真史上屈指の鬼才であった。伝統芸能の『文楽』から、戦後は『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『江東の子供たち』といった社会派リアリズム、さらには文化人たちの『風貌』を冷徹なまでに撮り続けた。
晩年、脳溢血の後遺症で左半身が不自由になりながらも、ライフワークの『古寺巡礼』を撮影する。昭和41年(1966)年から、麹町四丁目8のスカイ・マンションに住む。昭和54年9月脳血栓で倒れ、以後、意識が戻らない状態のまま平成2年9月に死去。
ジャンル | 写真家 |
ゆかりの地(旧) | |
ゆかりの地(現) | 麹町四丁目8 |
※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。
参考文献: