番町麹町界隈『わがまち人物館』
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永遠の大スター・終生にわたり二枚目を貫いた

長谷川一夫(はせがわ かずお)  1908-1984

昭和の映画界の大スターだった長谷川一夫は、永田町二丁目9の現在パレロワイヤル永田町が建っている場所に住んでいた。大正2年5歳から歌舞伎の舞台を踏み、昭和2年に松竹下加茂撮影所に入社。林長二郎の名で『稚児の剣法』でデビュー。以来、『雪之丞変化』など11年間で120本の映画に出演し人気スターとなる。

松竹から東宝への移籍問題のこじれから暴漢に顔面を斬り付けられるという非運に見舞われた。その後『藤十郎の恋』から本名の長谷川一夫を名乗り、高い人気を得た。

戦後も、映画各社で『銭形平次』シリーズ、カンヌ映画祭グランプリ受賞作『地獄門』、『近松物語』などに出演。さらに東宝歌舞伎を主導し舞台公演でも人気を博した。NHK大河ドラマ『赤穂浪士』の主演や宝塚の『ベルサイユのバラ』の演出など、多方面にわたり活躍した。彼は昭和のエンターティンメント界の大スターであり、終生の二枚目だった。

ジャンル 俳優
ゆかりの地(旧)   
ゆかりの地(現) 永田町二丁目9番

 ※ゆかりの地での(旧)は旧地番を表記し、(現)とはその場所の現行地番を示しています。
     また、現行地番からのリンク先(既成地図ソフト利用)は、あくまでも「その周辺」とご理解ください。

 

参考文献:


千代田区麹町出張所地区連合町会・地域コミュニティ活性化事業実行委員会